NVIDIAが米国時間2月14日、第4四半期決算(11~1月期)を発表した。最高経営責任者(CEO)のJensen Huang氏は当期の決算について、「素晴らしかった1年の最後は波乱に満ちていた」と評した。
非GAAPベースの希薄化後1株当たり利益は80セントで、前年同期の1.72ドルから53%減少した。売上高は前年同期比24%減の22億1000万ドルだった。
1月には、第4四半期の売上高予想を引き下げ、同社のガイダンスで想定されていた27億ドルを大きく下回り、22億ドルになる見通しだとしていた。
プラットフォーム別では、ゲームの売上高が前年同期比45%減の9億5400万ドルとなった。データセンターは前年同期比12%増の6億7900万ドル、プロフェッショナルビジュアライゼーションは15%増の2億9300万ドル、自動車関連は23%増の1億6300万ドル、OEMおよびIPは36%減の1億1600万ドルだった。
Huang氏は14日、声明で「仮想通貨ブーム後の過剰チャネル在庫と最近悪化しつつあるエンドマーケットの状況がダブルで残念な四半期の業績をもたらした」と述べた。「第4四半期に後退したが、NVIDIAの基本的な立場や当社がサービスを提供する市場は堅調だ。当社が草分けとなったアクセラレーテッドコンピューティングプラットフォームは、人工知能(AI)や自動運転車、ロボットなどの世界で最も重要で、最も成長の早い業界の中核となっている。われわれは、あらためて持続的に成長できるようになると十分に期待している」
NVIDIAは2020会計年度第1四半期の見通しについて、売上高を22億ドル(プラスマイナス2%)と予想している。2020年通期の売上高は、横ばい、またはわずかに減少すると予想している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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