NVIDIAは技術展示会「CES 2019」の壇上で、Mercedes-Benz車向けの人工知能(AI)アーキテクチャに関して、同社が構築を担うことを発表した。
NVIDIAの最高経営責任者(CEO)を務めるJensen Huang氏は米国時間1月8日、「われわれは未来を見据えた新しい提携を発表する。自律走行車の未来、AIの未来、モビリティの未来を形作るコンピュータを開発していく」と語った。
MercedesとNVIDIAが目指すのは、自動運転機能と「スマートコックピット」機能を備えた、単一システムの構築だ。これは電子制御ユニット(ECU)と呼ばれる、小さなプロセッサを複数組み込んだ現行システムとは一線を画すものだ。現在のシステムではウインドウ、ドアロック、パワーステアリング、ブレーキなどの各部分をそれぞれのECUが制御している。
両社はすでにAI分野で提携しており、2018年のCESではAIを活用したコックピットを発表していた。現時点でMercedes-Benzの7モデルがこのコックピットを採用しており、2019年にはさらに9モデルが加わる予定だ。
また、両社はBoschと共同で、2019年下半期にサンノゼでロボットタクシーサービスを始めることになっている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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