サムスンは、世界最大級のモバイル見本市「Mobile World Congress」(MWC)の開幕前に、次期主力スマートフォンとしてうわさされている「Galaxy S10」を発表する見通しだ。だが、覚えておいてほしい。2019年のMWCは活気に満ちた刺激的な見本市になるはずだ。そして、サムスンもMWC開幕のわずか数日前に発表予定のGalaxy S10や、「Galaxy X」「Galaxy F」「Galaxy Fold」などの名称になると考えられている折りたたみ式スマホ、そのほかのあらゆる製品を大々的に披露する場として、MWCを利用するだろう。
そうしようとしているのは、サムスンだけではない。サムスンに次ぐ世界第2位のスマートフォンメーカーの華為(ファーウェイ)も、同社初の折りたたみ式スマートフォンを披露するとのうわさである。LG、Nokia、OPPO、小米(シャオミ)もMWCに出展する予定だ。
2019年のMWCが前年よりもさらに重要になってくるのは、今後10年間のスマートフォンを特徴付ける可能性を秘めた3つの極めて強力なトレンド(つまり折りたたみ式デザインと、5Gによるデータ通信速度、多数の背面カメラによる驚くほど複雑な写真撮影)のエネルギーを感じられるからだ。スマートフォン業界全体で売れ行きが低迷する中、MWCで発表される製品やニュースは、地球上で最も急速に動く業界の1つが復活する可能性について、希望の光を与える。
以下では、その難題に立ち向かってくれるだろうとわれわれが期待するスマートフォンおよびブランドを紹介していく。
確かに、サムスンはMWC開幕前にGalaxy S10(もしかするとほかの多数のスマートフォンやデバイスも)を発表する見通しだ。しかし、MWCで大規模なブースを構えて、楽しい新製品群を披露する機会をみすみす逃すようなことは、まずないだろう。バナナのように黄色い「Galaxy S10e」が本当に登場するのなら、なおさらだ。
サムスンはMWCで記者会見を開く予定はないが、いくつかのデモを披露して、人々を驚かせるつもりなのではないか、と筆者は予想している。これは憶測にすぎないが、例えば、折りたたみ式の次期スマートフォンのデモがいくつか披露されることも考えられる。
中国のスマートフォンブランドOPPOは2018年に「Find X」を披露して人々を驚かせたので、2019年も同様のサプライズがあるとわれわれは期待している。うわさを信じるのであれば、OPPOは「OPPO F11 Pro」の準備を進めているのかもしれない。F11 Proは、本体からスライドで飛び出す48メガピクセルのカメラや優れた暗所撮影機能を備えた全画面スマートフォンだ。本体背面のあの美しいグラデーションのデザインも採用されるかもしれない。
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