ミクシィは2月7日、スタートアップスタジオのXTech(クロステック)と、M&Aに関する包括連携協定を締結したと発表した。
協定の締結は、ミクシィの重点領域における成長加速を目的としたもの。ミクシィは中長期的な投資方針として、事業開発およびM&Aに対し3年から5年で1000億円規模の投資を実施し、新たな事業の柱を構築することを掲げている。ミクシィは今回、XTechをM&Aに関する戦略パートナーとし、両社それぞれのノウハウを掛け合わせることで、M&Aを推進していく。
投資方針については、デジタルエンターテインメントやメディアなど、ミクシィとシナジーがある領域に重点を置き、上場会社も視野に入れる。また、スタートアップの中でもシード、アーリーステージに特化したファンドを組成し、ベンチャー投資を進めるとしている。
ミクシィ 取締役執行役員CFOの大澤弘之氏は、「投資によって外部から(事業を)獲得することに加え、スポーツ領域やウェルネス領域にも投資を進める。これらをモンストに次ぐ事業の柱へと成長させ、事業の多層化や経営の安定化に繋げていきたい」と語った。また、 XTech 代表取締役の西條晋一氏は、「IT業界のM&Aでは、仲介業者のマッチング精度の低さや、成立後のPMIが上手くいかないという課題があった。XTechが進めてきた投資ノウハウを活かし、ミクシィの成長戦略に最大限に貢献する」とコメントした。
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