そして西田氏は、TikTokのクリエイター育成プログラムを発表した。5億円に相当するリソースを用意して、20カテゴリのクリエイターを1000人公募し、フォロワー1万人を達成するクリエイターを育成、サポートするものだ。2月16日にオフラインイベント「TikTokクリエイターズラボ」、そして3月に「TikTokオーディション2019」を開催する予定。
「ジャンルはファッション、コスメ、グルメ、旅行、ゲームなど、それぞれの(ジャンルの)バーティカルで強いクリエイターをサポートしたい。我々は技術の会社なので、どういうユーザーにどのようなコンテンツが受けているのかを具体的にフィードバックできる。また、クリエイター同士が交流する場を提供する。そして、新機能をいち早くクリエイターに使っていただいて、ユーザーの支持とフォローを集めるようにサポートしたい。ブランドプロモーションの取り組みにも参加していただく予定だ」(西田氏)。
クリエイター育成には、有名なYouTuberを多く抱えるUUUMが連携する。「我々はプラットフォーマーなので、専門的なインフルエンサービジネスには限界がある。UUUMの知見を借りながら進めていきたい」と西田氏は説明した。
現在、クリエイターの収益はYouTubeのような直接的な報酬はなく、キャンペーンのキャスティング費などに留まっており、一部の国で開始されているライブ配信による課金機能についても国内での提供は未定だという。
また、ステルスマーケティングへの対策についての質問も出たが、西田氏は「広告枠とネイティブのコンテンツ枠は明確に分けている。規約もそれぞれ分けているため、その規約のなかで表現していただくようにしている。運用もきれいに分かれており、特に問題になることはないと思う」との見解を示した。
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