ハグカムは、同社が運営する子ども向けオンライン英会話「GLOBAL CROWN」において、英語4技能(聞く、話す、読む、書く)の習得を目指したカリキュラムの提供を2月4日に、中国の英語スピーキング評価AI技術「CHIVOX(チーボックス)」の導入を2月6日に開始したと発表した。
GLOBAL CROWNは、スマートフォンやタブレットの専用アプリ(iOS/Android)を使って、自宅にいながらバイリンガル講師とのマンツーマンレッスンを受けられる、3〜12歳向けのオンライン英会話スクール。
これまで、バイリンガル講師との「聞く・話す」に特化したカリキュラムを用いたレッスンを提供していたが、2020年の英語教育改革に向けて「聞く・話す・読む・書く」の英語4技能すべての力を伸ばすため、新たなカリキュラムを提供することにしたという。レッスンの受講や自習教材の利用はすべて専用アプリから可能とのこと。
同カリキュラムは、外国語習得の国際基準であるCEFR(外国語の学習・教授・評価のための学習到達指標)で定められたCAN-DOリストを目安にレベルが構成されている。32段階のすべてのレベルは、小学校の学習指導要領に基づいており、各レベルで習得すべき英単語数や日常会話に必要な英会話フレーズが定められている。これにより、英語4技能を英検準2級相当のレベルまで伸ばすことが可能となったという。
同社はさらに、中国の英語スピーキングAI技術であるCHIVOXを導入する。これにより、子どもたちはアプリを使って、カリキュラムに沿ったワード、フレーズ、センテンスの発音をAIで判定できるようになった。評価AI技術を用いた英語発音チェックを自習教材として提供するオンライン英会話は国内初だという。
これまでの発音チェックは、バイリンガル講師とのマンツーマンレッスンの時間のみで可能だったが、CHIVOXの導入によりレッスン以外の時間にもアプリ上で発音練習が可能となった。AIによる発音判定は、子どもの発する英語に特化したAPIを使用しており、100点満点で採点される。同社では、日本人の子どもの発音データを蓄積することで、精度の高いフィードバックやオンラインレッスンの品質向上を目指すという。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」