ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)は1月23日、3月20日に新発売する子ども向けのロボットトイ「toio」(トイオ)について、メディア向け体験会を開催した。
toioは、ソニーのスタートアップの創出と事業運営を支援する「Seed Acceleration Program」(シード・アクセラレーション・プログラム)を通じて生まれた製品。本体にあたる「toioコンソール」、モーター内蔵で動き回るキューブ型ロボット「toioコアキューブ」、コントローラの「toioリング」、キューブの下に敷くマットから構成されたもの。さまざまなジャンルの専用タイトルと組み合わせて、アクションゲームやパズルゲーム、プログラミングや動きのある工作など、直接おもちゃを作り、操作することで、枠にとらわれない自由な遊びを楽しむことができる新しいプラットフォーム。価格は1万6980円(税別)。
タイトルについては、「トイオ・コレクション」、「工作生物 ゲズンロイド」、「GoGo ロボットプログラミング ~ロジーボのひみつ~」の3つを同時発売予定で、価格は各5980円(税別)。toioとトイオ・コレクションをセットにした「toio バリューパック」も数量限定で発売する。価格は1万9980円(税別)。
基本的には、コンソールにカートリッジをさし、キューブに指示をあたえて動くことで楽しむことができる。その指示というのはリングで直接操作するだけではなく、プログラミングによって指示をあたえて動かすものもある。キューブには読み取りセンサーが搭載されており、専用の本はカードに書かれたマークなどにキューブをタッチするという簡単な方法となっている。
キューブには絶対位置センサーと6軸検出システムを搭載。プレイマットにも絶対位置情報が印刷されており、リアルタイムで正確な位置やキューブの向きがわかるのと同時に、基本的にはキューブがマット外へ出ないようになっているという。
トイオ・コレクションは、5種類の遊びが楽しめるもの。工作生物 ゲズンロイドはピタゴラスイッチのからくり「ピタゴラ装置」などを手がけるユーフラテスが開発しているもので、2つのキューブに細長い紙を付けて、さまざまな生物を表現。GoGo ロボットプログラミング ~ロジーボのひみつ~は、さまざまな指示が書かれたカードを並べてキューブに読み込ませ、絵本の上でキューブに目的の動きをさせるものとなっている。
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