中国の端末メーカーMeizuは、「iPhone」に似た製品を製造することで話題になることがあった。しかし、同社が今回発表した新しい主力モデルは、別の製品からインスピレーションを得たようだ。
「Meizu Zero」は、前から見るとサムスンの「Galaxy S9」に非常によく似ている。ボタンもノッチもなく、6インチの曲面AMOLEDディスプレイの上下には薄いベゼルしかない。Meizuは、前面だけでなく、端末自体からすべてのボタンを取り払っている。
セラミックユニボディの筐体を採用し、ボタンやスピーカー、USB-Cポートをはじめとするあらゆるポートを取り払ったシームレスなデザインとなっており、当然ながらヘッドホンジャックもない。底面にマイク用の穴が2つあるが、それだけだ。防水性も備えている。最新型iPhoneと同様にeSIM技術を採用しているので、SIMカードスロットもない。充電やデータ転送はすべてワイヤレスで実行する。
ディスプレイは、スクリーンから音の出るMeizuの「mSound 2.0」技術を使用し、スピーカーの役割も兼ねる。高度な触覚フィードバック付きの仮想サイドボタンにより、音量の調節や、端末のオン/オフを操作する。また、ロック解除用の指紋センサーがディスプレイ内に搭載されている。
Meizuは価格や提供地域、発売時期を発表しなかったが、同社関係者は筆者に対し、これが発売予定の実製品であると述べた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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