これまでで最も高機能の「Ubuntu」スマートフォンが欧州で発売される。ただし、購入できるのは一部の顧客に限られる見込みだ。
Meizu(魅族)の「MX4 Ubuntu Edition」は、299ユーロで現地時間6月25日から発売される。MX4はCorning製のガラス「Gorilla Glass 3」で保護された5.4インチのディスプレイを備えているほか、クアッドコアで2.2GHzの「Cortex-A17」およびクアッドコアで1.7GHzの「Cortex-A7」プロセッサ、16Gバイトのストレージを搭載し、20.7メガピクセルの背面カメラも備えている。
このスペックは、2015年初めに発売された初のUbuntu搭載スマートフォン「Aquaris E4.5 Ubuntu edition」をはるかに上回るものだ。
MX4 Ubuntu Editionは欧州連合(EU)域内でオンライン販売されるが、招待制となっている。購入に関心がある人はまずMeizuのウェブサイトにアクセスし、毎日不定期に発行される招待状を入手する必要がある。
MX4 Ubuntu Editionは、中国では5月に開発者向けに発売されており、スペックはMeizuが2014年後半に発売した「Android」の「MX4」とほぼ同じだ。
Ubuntuの開発を行うCanonicalは、Ubuntuスマートフォンならではのセールスポイントは、インターフェイスの「Scope」と呼ばれる機能になると考えている。Scopeは全画面表示のメニューで、ユーザーの興味に従って関連コンテンツをグループ化し、オンラインとローカルのコンテンツの違いをユーザーに意識させないようにしている。
コンテンツは、スマートフォンに保存して利用することも、オンラインサービス経由で利用することも可能だ。例えば、音楽のScopeでは、スマートフォンに保存した音楽だけでなく、音楽共有サービスのSoundCloudやYouTubeなどの音楽が表示される。それぞれのセクションは1つのアプリに展開され、再生やさらなる楽曲の探索が可能になっている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス