2018年版「iPhone」購入者を対象に旧モデルの下取り額を増額するキャンペーンを続けるAppleだが、2016年に発売された「iPhone SE」の在庫処分は簡単に完了したらしい。
iPhone SEの在庫がどれだけ残っていたのかは不明だが、同製品の32Gバイト版と128Gバイト版は、Appleの米国向けクリアランス製品ページに掲載された3日後の米国時間1月20日に完売した。
MacRumorsが報じたように、Appleは、新品未開封のiPhone SEの32Gバイト版と128Gバイト版を、それぞれ定価から100ドル引きの249ドルと、150ドル引きの299ドルで販売していた。
端末のスペックは、2016年3月の発売当初と同じだ。iPhone SEは、より大きくハイエンドの「iPhone 6s」や「iPhone 6s Plus」と同じ「A9」プロセッサを搭載するが、本体はそれらよりも小さくて厚く、「iPhone 5」に似たフラットなエッジと4インチ画面を備えている。
iPhone SEは、高性能だが少し低価格で、ポケットに無理なく収まるiPhoneが欲しいユーザー向けの製品だった。Appleは当時、大型ディスプレイを推進していたためだ。その他の特長としては、「TouchID」、12メガピクセルのカメラ、3.5mmのヘッドホンジャックなどがあった。
iPhone SEは今回、Appleの米国向けストアのみで販売され、現在はクリアランスページで提供されているiPhoneはない。Appleがなぜ再販を開始したのかは不明だが、同社は最近、中国における販売不振や予測を下回る買い替え需要を理由に売上高見通しを下方修正している。
Appleは、2016年モデルの所有者に「iPhone XR」への買い替えを促すために、「iPhone 6 Plus」の所有者に対して下取りプログラムを説明する電子メールを送っていた。そのメールには、古い端末を下取りに出すことで549ドルからの価格でiPhone XRにアップグレードできると記されていた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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