GoogleがFossil Groupのスマートウォッチ技術を買収する。その詳細は明らかにされていない。
ライフスタイル製品のデザインなどを手掛けるFossil Groupは米国時間1月17日、スマートウォッチ技術に関連する知的財産をGoogleに4000万ドル(約44億円)で売却すると発表した。これらの知的財産を支えるFossilの研究開発チームもGoogleに移籍する。
Fossilのエグゼクティブバイスプレジデント兼最高戦略およびデジタル責任者であるGreg McKelvey氏は、プレスリリースで次のように述べた。「われわれは、当社のスマートウォッチプラットフォームを改善する可能性のある技術を開発し、発展させてきた。今後も技術革新のパートナーであるGoogleとともに、ウェアラブル機器の発展に力を注いでいく」
取引は1月中に完了する見込みだ。
FossilとGoogleはこれまで、複数のスマートウォッチを発売してきた。またGoogleは2018年、同社とFossilなどのパートナーがスマートウォッチを設計する際、フィットネスをさらに重視することを明らかにしている。
Googleで「Wear OS」の製品管理担当バイスプレジデントを務めるStacey Burr氏はFossilのプレスリリースで次のように述べている。「健康や簡易性、パーソナライゼーション、有用性のために設計されたウェアラブル機器には、必要な情報や洞察を素早く一目でわかるように提供することで、生活をよりよいものにするチャンスがある。Fossil Groupの技術とチームがGoogleに加わることは、スマートウォッチのポートフォリオを多様化させ、活力を求める多忙な消費者の絶え間なく進化するニーズに対応することで、ウェアラブル業界に対する当社の関与を示すものだ」
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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