YouTubeが米国時間1月15日、コミュニティガイドラインを更新した。更新後のガイドラインでは、身体に重大な負傷をもたらす危険があると認められるいたずらの映像を含むコンテンツが、暴力的または危険な行動を誘発するコンテンツを禁じたYouTubeのポリシー違反となることを明確に示している。
今回のガイドライン更新は、映画『バード・ボックス』に触発され、主人公をまねて目隠しをしたまま出歩く危険行為の広がりを受けて実施された。
「YouTubeは、インターネットを通じて伝わる人気のチャレンジやいたずらの本拠とも呼べる場所だ。だがわれわれは、ユーモアが一線を越えて有害または危険なものにならないよう、留意する必要がある」とYouTubeはブログの投稿で述べている。
今回行われたポリシーの明確化は、住居への侵入や走行中の車からの発砲など、人々に重大な身体的危険を感じさせるいたずらの投稿を許可しないという、YouTubeの姿勢をはっきりと示すものだ。また、子供に大きな精神的苦痛を与え、一生のトラウマになりかねないいたずらの投稿も禁じている。
YouTubeは1年前にも、「Tide Pod」チャレンジと呼ばれる動画の削除に乗り出したことがある。これはタブレット状になっているカラフルな衣類用洗剤(Tide Pod)を食べるというチャレンジだが、健康に重大なリスクが生じる恐れがある。
今回のポリシー改定のきっかけとなったのは、Netflixが公開した映画『バード・ボックス』のファンの間で新たに流行したチャレンジだ。この映画は、見ると自殺してしまうという邪悪な力を目にしないようにするため、登場人物が目隠しをして行動するという設定で、それを真似たチャレンジの投稿がネット上で相次いでいた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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