腕時計には、時刻を伝える用途にとどまらず、好みのデザインを身に着けるファッションアイテムとしての機能がある。腕に装着するスマートウォッチにも同様の機能が求められるものの、種類が豊富な腕時計に比べると、スマートウォッチは選択の幅が狭い。
そこでAppleは、スマートウォッチ用バンドの色を変えられる技術を考案。この技術を米国特許商標庁(USPTO)へ出願したところ、米国時間1月8日に「WATCH GLOW LIGHT BAND」(特許番号「US 10,175,653 B1」)として登録された。出願日は2016年11月21日。
この特許は、腕時計やスマートウォッチなど腕に装着して使うウェアラブルデバイスにおいて、バンドの色をLEDの光でコントロールする技術を説明したもの。バンドは光ファイバと組み合わせたチューブの集合体で構成されており、チューブの端に設けられたLEDを制御して任意の色と明るさで光らせる仕組みだ。各チューブの色と明るさは個別に調整可能なので、好みに合わせて多彩なデザインにできる。
LEDの色と明るさは、本体のプロセッサを通じて制御することが可能。そのため、アプリの動作に応じて色を変えたり、外部から受け取ったデータに反応して光ったりなど、通知手段の1つとして使うことが考えられる。クレーム(請求項)には、本体または外部のカメラで撮影した映像の色に応じてLEDの色を変えるアイデアも記載されている。
なお、特許とは、技術的アイデアの権利保護を目的とした公的文書である。登録されて成立しても、実際の製品やサービスで利用されるとは限らない。さらに、アイデアの存在を公知の事実にする目的で出願され、登録に至らず公開止まりになるものも少なくない。
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