Googleは、「Googleアシスタント」を利用した素晴らしい機能を開発者らに構築してもらおうとしている。Googleは2018年、シンプルなコネクテッドデバイス用のOS「Android Things」をリリースした。また、開発者がデバイス固有のカスタムコマンドを開発できるようにした。
GoogleがCES 2019で今回発表したのは、「Google Assistant Connect」だ。開発者が独自の機器に組み込むことのできるチップセットの形で一般的に提供される、安価なプラットフォームである。Googleは、E-inkディスプレイと、特定の機能を起動させるボタンを例として見せた。開発者は、任意のGoogleアシスタント機能を実行するようにチップをプログラムすることができる。例えば、E-inkディスプレイで検索を実行し、地域の天気やその日のカレンダーを表示することができる。
チップは、実際にはコンピューティングを実行しないので、小さく安価なものとなる。Wi-FiまたはBluetoothを介して、近くにあるGoogleのスマートデバイス(「Google Home」スマートスピーカなど)に接続するためのブリッジとして機能する。例えば、E-inkディスプレイの場合、現在の天気を単に繰り返し問い合わせるようにチップをプログラムすると、チップは近くのGoogle Homeに質問を送信し、Google Homeからの回答を受信する。それにより、ディスプレイに関連情報を表示することができる。
デバイスメーカーは、音声コマンドを認識するようにGoogle Assistant Connectプラットフォームをプログラムすることも可能だ。Googleは、エアコンを例として挙げ、エアコンに対して、1時間後にスイッチを切るように音声で指示して、そのとおりに動作させることができると述べた。チップは単に、そのコマンドを近くのGoogle Homeデバイスに送信するだけで、Googleアシスタントのスマートホーム機能によって、エアコンのスイッチが切られる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
「程よく明るい」照明がオフィスにもたらす
業務生産性の向上への意外な効果