スマートウォッチはバッテリ駆動時間の短さが問題視されるため、さまざまな方法で充電頻度を下げる、もしくは充電を不要にする方法が考えられてきた。たとえば、機能を限定した「Stark」、腕の動きで発電する「SEQUENT」、体温で発電する「MATRIX PowerWatch」などがある。
今回は、表示デバイスに電子ペーパーを採用することでバッテリ駆動時間を延ばしたスマートウォッチ「GLIGO 2S」を紹介しよう。現在クラウドファンディングサービス「Indiegogo」で支援募集中。
GLIGO 2Sは、長針および短針で時刻を示すクオーツ式ムーブメントのアナログ時計と、電子ペーパー画面を組み合わせたスマートウォッチ。アナログ時計の電源はボタン電池で、2年間動くという。スマートウォッチ部の電源は内蔵バッテリで、180日間の駆動が可能としている。
画面に表示書き換え時だけ電力を消費する電子ペーパーを採用することで、長いバッテリ駆動時間を実現させる。直射日光があたるような明るい環境で見やすいことも、電子ペーパーのメリットだ。
スマートフォンとBluetoothで連携し、メール受信、電話着信、アラームなどを画面表示とバイブレーションで通知してくれる。ある時間帯に予定を入れている場合は、文字盤の外周部に線を表示し、予定の存在が示される。文字盤には、ほかの時間帯の日付と時刻を表示させておける。
加速度センサなども内蔵しており、歩数や心拍数の計測も可能。外周部に表示する線の長さで運動時間を管理するタイマー機能も備えている。
Indiegogoでの目標金額は500ドル(約5万6000円)。記事執筆時点(日本時間12月20日15時)でキャンペーン期間は5日残っているが、すでに目標を大幅に上回る約5000ドル(約56万円)の資金を集めている。
GLIGO 2Sの紹介ビデオ(出典:YouTube)
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