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「RICOH THETA」が不動産業界で示した存在感--BtoBでも広がる360度の可能性 - (page 3)

加納恵 (編集部)2019年01月07日 08時30分
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RICOH THETAで不動産業界のエコシステムを作る

 こうしたパートナー連携はVRステージングに留まらない。「私たちがやりたいのは単にRICOH THETAを販売することではなく、360度コンテンツの普及。それを実現するために、積極的にパートナーを探している段階」と稲葉氏は積極的だ。

 例えば、不動産会社向けに実施しているセミナーも、他社パートナーを募集中だ。「RICOH THETAを実際に活用してもらうためには、商品への理解が必要。そのために導入した方向けのセミナーを積極的に開催している。セミナー以外にもウェブ会議や現地に出向いての説明など、お客さまの困りごとを解決できる体制を整えている。しかし最近は私たちだけでは不十分と感じることもあり、この部分を一緒に運営してくれるパートナーを探している」(稲葉氏)とのこと。手厚いサポートを同時に運営することで、不動産会社への理解を深めている。

 その1つとして、2018年7月に開始したのが「RICOH THETA 360.biz オフィシャルパートナープログラム」だ。これは日本全国をエリア分けし、それぞれにRICOH THETA 360.bizの特約店を設置。特約店がその地域の営業活動や撮影業務を担うというもの。運営事務局はVRや新技術を活用し、企画、制作、プロモーションまでワンストップで手がけるLIFE STYLEが請け負う。

 「リコー1社だけでは限界がある。スタートアップ企業から見れば、私たちの動きが遅いと感じる部分もあるかもしれない。その辺りは柔軟に対応していきたい」と稲葉氏は新たな取り組みに期待を寄せる。

 今後については、「今は空室にCGで家具を配置しているが、将来的には今設置している家具を消して、VRステージングをすることにも挑戦したい。それができれば、今お住まいのマンションを売りに出す際、室内の写真を掲載することに抵抗がある場合でも、より魅力的な物件として紹介でき、VRステージングの活用の幅を広げられる。さらに精度を上げれば、リノベーションなどもより具体的に提案できるようになる。まだできることはたくさんある」(重山氏)とVRステージングの可能性を話す。

 稲葉氏は「360度で撮影できるRICOH THETAを誰でも使えるものにしたい。VRでの内見やVRステージングは、大手の不動産会社を中心に導入いただいているが、地域密着型の店舗など、導入先を広げることで、本当の意味でのエコシステムに育てていきたい。そのために必要なのは、導入企業をさらに増やすこと。そして高画質撮影や画像処理技術など、高品質のものを提供すること。この両方を推し進めることで、360度画像を使っていただける環境を広げていきたい」とした。

「RICOH RICOH THETA V」
「RICOH RICOH THETA V」

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