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アイマス好き記者が見たスマホブラウザゲーム「シャニマス」独断偏見インプレッション - (page 3)

佐藤和也 (編集部)2018年12月30日 07時45分
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プロデュース後は、育成したアイドルを編成してフェスに挑戦

 育成したアイドルは「フェスアイドル」として残すことができ、フェスで活用することができる。「Easy」「Normal」「Hard」の3種類(特定のイベント時にはベリーハードも追加)があり、選んだ難度と結果に応じてマニーを獲得することができる。対戦はオーディションと同じルールで、いわゆるCPU対戦となる「フェスリハーサル」と、全国のプロデューサーが育てたユニットと非同期の対戦を行う「グレードフェス」の2種類が存在。グレードフェスでは、期間内で記録したベストスコアを競い、ランキングによってグレードが上下する。

フェスにおける控室の様子。グレードが上がると豪華になる
フェスにおける控室の様子。グレードが上がると豪華になる
フェスに挑むアイドルを編成。ポジションによって能力などにボーナスがつくようになっている
フェスに挑むアイドルを編成。ポジションによって能力などにボーナスがつくようになっている

アプリと遜色ないクオリティとゲーム体験が味わえる。遊びやすさも改善

 まず、本作ではSpineという2Dアニメソフトを活用し、口やまぶただけではなく、体全体や腕、髪といった細かいところまで動いており、3Dとは異なる“イラストが動く”形で、アイドルたちを生き生きと表現。また思い出アピールやカットイン、一部のコミュニケーションによるアニメーション演出もふんだんに盛り込まれている。またイベントシーンも長尺のものが用意されおり、1対1のプロデュースアイドルとしてのシーンのほか、多人数の掛け合いを描いたサポートアイドルのイベントもかなりのボリュームで、しかもフルボイス仕様になっている。

 ほかにも、オーディションにおける目押し要素や、シンプルに数字の大小では決まらないゲーム内容や遊びごたえのある育成要素など、スマートフォン向けのブラウザゲームではあるが、アプリゲームと勘違いをするユーザーがいてもおかしくないほど、遜色ないゲーム体験が味わえる。この点では、HTML5を活用したゲームコンテンツにおいても一歩先ゆく内容となっている。もちろんブラウザゲームであるため、インストール不要でアプリの容量を切迫しないのは大きなメリットだ。

思い出アピールにおける全画面で動きのあるアニメーション演出もシームレスで表示し、オーディションのテンポを阻害しない
思い出アピールにおける全画面で動きのあるアニメーション演出もシームレスで表示し、オーディションのテンポを阻害しない

 一方でリッチに作られているがゆえ、通信量が多くかかり、要求される端末のスペックもブラウザゲームながら比較的高めになっている。通信量については常に改善を続けているとのことではあるが、じっくりと楽しむタイプのゲームでもあるため、Wi-Fi環境が推奨される状態でもある。

 そしてゲーム内容について、繰り返しのプレイによって攻略に向けたコツを学んでいくタイプのものであり、率直に言ってゲームクリアが容易にできるものではない。単純にレアリティの高いアイドルを編成しても、サポートアイドルのレベルが上がっていなければ勝ち抜くのは困難であり、またサポートアイドルのレベルが高ければそれで勝ち抜けるわけではなく、特徴を把握した編成にする必要がある。またプロデュースの過程では運の要素も多分にあり、一筋縄ではいかない。

プロデュースアイドルが持つスキルを生かせるように、サポートアイドルが持つスキルやサポートスキルをある程度把握して編成する必要がある
プロデュースアイドルが持つスキルを生かせるように、サポートアイドルが持つスキルやサポートスキルをある程度把握して編成する必要がある

 いわゆる“失敗や敗北を重ねて勝利をつかむ”というものであり、“ソシャゲ”からイメージされる内容よりも、どちらかといえば家庭用ゲームやアーケードゲームに近い文脈の内容。これを“やりがいがある”ととらえるか“難しい”と捉えるかは人それぞれ。そうした先の勝利は格別なものであるが、そこに到達するまでに難しいと感じてしまうユーザーが存在しても不思議ではないほど、一定の敷居があるゲームではある。

 それゆえ、オーディションに負けて落ち込んだり悔しがる、そして前向きに立ち直るアイドルたちの姿も描かれている。そこが単なる文字やイラストだけではなく、動きと声があって“伝わる”ところもあるがゆえ、一緒に立ち向かうような感覚になれるところにも、魅力があると感じている。

オーディションの敗北や、次のシーズンに進めないときのアイドルの反応はさまざまだが、前向きに新たな一歩を踏み出そうとする姿が描かれる
オーディションの敗北や、次のシーズンに進めないときのアイドルの反応はさまざまだが、前向きに新たな一歩を踏み出そうとする姿が描かれる

 もっともサービス初期のころは、なかなかサポートアイドルの育成もままならない状態で、通信量もインパクトがあるぐらい多かったため、見た目とは裏腹の、敷居が相当高い状態にあったが、運営の過程においてバランス調整はもとより、補助するサポートアイテムが登場し、敷居は少しずつ下がっていっている。また、筆者は今でもレッスンチケットの配布量が全般的に少ないとは感じているが、12月に実装された営業によってサポートアイドルの底上げしやすく、サポートアイテムも惜しみなく使える環境になりつつあるため、時間はかかったところもあるが、だいぶ遊びやすい環境が整いつつあり、今から始めやすく、また難しいと感じたユーザーでも再開しやすい状態に向かっていると感じている。

ゲーム内においても、単純な遊び方の説明だけではなく、段階を踏まえてのプロデュース攻略法というガイドが用意されている
ゲーム内においても、単純な遊び方の説明だけではなく、段階を踏まえてのプロデュース攻略法というガイドが用意されている
また、はづきさんが要所要所でヒントを表示してくれる機能も搭載している
また、はづきさんが要所要所でヒントを表示してくれる機能も搭載している

 ちなみに個人的な感想ではあるが、本作はシリーズの初代作であるアーケード版「アイドルマスター」をほうふつとさせるものがあると言われている。そのアーケード版をロケテストのころからプレイしていた筆者から見て、もちろん似て非になるものではありつつ、期限内に条件を満たさないと活動が続けられないリミットがあるといったことや、オーディションにおける3色のシルエット審査員にアピールしていくところや、左側に審査員で右側がアイドル、下側にアピールをタップするスキルといった画面配置、流行変化で変動しオーディションに影響を及ぼすところ、思い出アピールのルーレット、オーディションのアピールとその結果で一喜一憂する感覚、運の要素に振り回されつつもランクを上げていく難しさと喜び、初期に体感した難しさといったところも含めて、懐かしさを感じさせるに十分なもの。そうした要素をリファインし、懐かしくも新しいゲームとなったのが本作と感じている。

本作の一番最初に流れるメッセージは、アーケード版の冒頭に流れるものと、ほぼ一緒のものだったりする
本作の一番最初に流れるメッセージは、アーケード版の冒頭に流れるものと、ほぼ一緒のものだったりする

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