NTTドコモは12月10日、レストラン・飲食店向け予約管理システム「トレタ」を運営するトレタとの業務・資本提携に合意したと発表した。トレタに30億円を出資し、トレタの既存株主から一部株式を譲り受ける。
トレタは、飲食店向け予約・顧客台帳サービスを展開しており、これまでに約1万2000店舗に導入されているという。また同社は11月に、飲食事業者向けITサービスの有志企業と「無断キャンセル対策推進協議会」を設立。無断キャンセルの発生予防・対策に特化したアプリ「トレテル」(iOS)の提供を開始している。
今回の資金調達により、トレタの累計調達額は61.3億円となる。この株式には、NTTドコモ・ベンチャーズの保有分も含まれる。NTTドコモ・ベンチャーズは、2016年9月にトレタへ出資しており、今回の提携成立を機に株式譲渡に至ったという。
両社は今後、トレタが培った飲食店向けサービスのノウハウと、ドコモの「dグルメ」やグループ会社であるABCクッキングスタジオなどで培ったサービスのノウハウを活用し、さまざまな事業を展開するという。
具体的には、トレタの一層の普及のほか、スマートフォンから飲食店の予約、メニュー注文、決済までをワンストップで完結できる新たなサービスの提供(2019年度開始予定)。さらに、飲食店で使えるスマホ決済サービス「d払い」や、ポイントプログラム「dポイント」の導入を推進していくという。
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