深層学習(ディープラーニング)による画像解析の技術などを強みとするAutomagiは12月5日、AIを活用して映像から居眠り運転を検知する、NTTドコモのシステムの開発を支援したと発表した。
ドコモは、自動車の運転中に事故を引き起こす要因のひとつである居眠り運転を防止するため、スマートフォンのカメラで運転者の映像を撮り、居眠りの予兆を映像から判断するシステムを開発した。運転者の居眠りを分析するソリューションは、専用のドライブレコーダーなどの端末が必要となるケースがほとんどだが、同システムは運転者が使用しているスマートフォンに専用アプリをインストールだけで、居眠りの分析が可能になるという。
居眠りを防ぐためにアプリから定期的に音声による呼びかけや長時間運転時に休憩を促す機能のほか、居眠りを検知した場合はスマートフォンから大きなブザー音を鳴らして運転手の注意を換気し、さらに運転者の会社や家族にSMSで通知する機能も備えた。
Automagiは、同システムの開発を担当し、画像・映像解析AIソリューション「AMY Insight」によるカメラの映像から、目の瞬きや姿勢などの分析、スマートフォンのアプリを含めた開発全般を担当したという。
なお同社は、洗剤や歯磨き粉の大手メーカーであるライオンが持つデータや知見をもとに、口腔の状態をチェックできる技術の開発支援を10月に発表している。
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