Qualcommは、多くの「Android」スマートフォンに搭載されることになるであろう同社の次期プロセッサ「Snapdragon 855」を発表した。
「5G導入に向け、これがモバイルプロセッサとして5G対応スマートフォンに搭載されることになる」と、QualcommのプレジデントであるCristiano Amon氏は米国時間12月4日、ハワイのマウイ島で開幕したSnapdragon Tech Summit 2018で語った。
同社は、6日までの日程でこの年次技術カンファレンスを開催している。QualcommはサムスンやVerizon、AT&Tなどのパートナーを招いて、2019年の5G対応端末に向けた計画について語った。最新のチップについて詳細は語らなかったが、人工知能(AI)に関する性能、カメラ性能、5Gスマートフォンへの対応などをアピールした。5日にはSnapdragon 855についてさらに詳細を明らかにする予定だ。
次世代セルラー技術となる5Gによって、速度、無線ネットワークの速度、通信範囲、応答性は格段に高まると期待されている。現在の標準的なセルラー接続よりも10~100倍高速になり、家庭で使われている物理的な光ファイバケーブルよりも高速になる可能性がある。テレビ番組の1シーズン分が数秒でダウンロードできるほか、医者が遠隔手術をリアルタイムでできるようになる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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