Microsoftの「Surface」はこの数年間で、秘密の研究開発プロジェクトから年間約40億ドル規模の事業へと変化した。時系列に沿ってまとめたその経緯(および、次バージョンのSurfaceはどうなるか)が、BWW Mediaの編集長Brad Sams氏による新著のテーマだ。
Sams氏は著書「Beneath a Surface」の中で、「Surface Table」から始まり、現在のSurface PCのラインナップへと続く紆余曲折を振り返っている。最終章では、情報筋から入手したSurfaceの今後のロードマップに関する情報を披露している。
筆者の耳にも入っているが、2019年に発売を予定している次バージョンの「Surface Pro」は、設計が大きく見直される、とSams氏は述べている。次バージョンのSurface Pro(開発コード名「Carmel」)は、USB-Cポートを備え、ベゼルが狭くなり、「Surface Go」のように角が丸みを帯びたものになりそうだという。また、新しい「Surface Laptop」は、AMDのプロセッサを搭載し、2019年にリリースされる可能性があるらしい。Microsoftは、多くのユーザーが強く求めてきたSurfaceモニターを、2020年に市場に投入する可能性があるそうだ。
筆者が興味をそそられたのは、開発中だとSams氏が述べている「Cortana」搭載のアンビエントコンピューティング機器だ。Microsoftの研究者がこれまでに2回公開した、複数のマイクを備えた円すい型機器のような職場用スピーカーのことだろうか。
長らく噂されてきたMicrosoftのデュアルスクリーンのテレフォニーデバイス「Andromeda」の今後についても、Sams氏は著書の中で取り上げている。Sams氏の情報によると、筆者も情報筋から聞いたように、デュアルスクリーンのSurfaceデバイスを市場に投入する場合、Microsoftはポケットに入る携帯電話サイズのデバイスよりも大型の製品を出すようだという。WindowsはPCのOSとして最適だが携帯電話向きではないと経営陣は判断しているようなので、MicrosoftがAndromedaの後継デバイスを折り畳み式タブレット/PCとして発売するのかどうか知りたいところだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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