英国は、Facebookが同ソーシャルネットワーク上でのロシアによる干渉を知っていたとする文書を「1週間以内に」公開する可能性があるという。同国の議員が現地時間11月27日に明かした。この文書には、Facebookがこの問題を2014年には既に把握していたとする証拠が含まれている可能性がある。
英議会は先週末、ロンドンを訪れていたアプリ開発企業Six4Threeの創設者から、これらの文書を押収した。
デジタル・文化・メディア・スポーツ特別委員会の委員長を務めるDamian Collins議員は記者会見で、公開する具体的な日付を挙げることはできないと述べた。
Collins議員は27日の委員会会議で、これらの文書には、2014年という早い時期に、Facebookプラットフォーム上でのロシアによる干渉の可能性を幹部らに警告する、Facebookのエンジニアからの電子メールが含まれていると述べた。文書には、Facebookのビジネスモデルに関する、最高経営責任者(CEO)のMark Zuckerberg氏を含むFacebook幹部らの間の非公開の社内通信内容も含まれていると考えられている。
これと同じ文書を米国で非公開扱いで保有するカリフォルニア州の裁判所は、Facebookに対して今週、これらの文書を非公開にしなければならない理由を再度明らかにするよう求めた。
「文書の内容に対する関心が高まっているのは明らかだ」(Collins議員)
Collins議員の委員会は現在、これらの文書をまとめている最中だが、数が多いので、一部は公開前に編集が必要になると同氏は述べた。
Facebookはコメントの依頼にすぐには応じなかった。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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