Googleは、ユーザーがスマートフォンで検索バーを電卓や単位変換の目的で使用していると判断した場合は、検索結果を選択的に非表示にするアップデートをリリースした。
Search Engine Landが指摘しているように、Googleはこの設計を3月にテストしていたが、入力が曖昧だという問題に突き当たった。例えば、ユーザーがニューヨークの時刻を確認しようとしているものと判断して、New York Timesからの検索結果を非表示にしてしまうことがあった。Googleによると、ブラウザに送信するデータ量を減らすことによって、ページの読み込みを高速化することがその目的の1つだという。
アップデート後も、例えば「time in London」(ロンドン時間)と入力した場合には、現地時間が表示されるのに加え、The Times of Londonによる最新のツイートや、ウェブ上に公開されているさまざまなコンバーターへのリンクが表示される(Search Engine Landによると、今回の変更に気づいたのはSEOを専門とするSergey Alakov氏だという)。そのほか、4×4の計算結果を知りたい場合には依然として4WD車関連のリンクが表示され、米ドルを英ポンドに変換しようとすると、通貨換算ツールへのリンクが表示される。
今回の変更は、サードパーティーによるオンライン換算ツールのトラフィックに影響を及ぼす可能性がある。非表示になった検索結果を表示するには、リンクをクリックする必要があるためだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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