Googleは、デンマーク西部にあるフレゼリシアの郊外に、デンマーク内として同社初のデータセンターを建設すると発表した。建設費用は6億ユーロ(約773億円)で、2021年完成の予定。
データセンター建設地を選ぶ際の条件として、Googleは高品質なデジタルインフラと、再生可能エネルギーが得られることを挙げる。デンマークは両条件を満たすうえ、フレゼリシアには大きなビジネスコミュニティが存在し、効率的な最新データセンターに必要なインフラがすでに整備されている点を評価した。
フレゼリシアのデータセンターでは、太陽光発電所や海上および海辺に設けられた風力発電所など、必要とするすべてのエネルギーをカーボンフリーで賄う計画。さらに、機械学習(マシンラーニング)を応用した管理技術で効率的な電力消費を実施し、デンマークでもっともエネルギー効率の高いデータセンターにするとしている。
Googleの欧州データセンターは現在アイルランド、フィンランド、オランダ、ベルギーの4カ所にあり、フレゼリシアは5番目の施設になる。
なお、フレゼリシアのデータセンターは現地に雇用も生み出す。2018年から2021年の建設期間中は毎年1450人分の雇用、運用開始後は150人分から250人分の雇用が発生する見通し。さらに、周辺の商店、宿泊施設、交通機関にも経済的効果が波及するという。
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