Googleは米国時間11月14日、人工知能(AI)を用いたデジタルアシスタントサービス「Googleアシスタント」について、複数のアップデートを発表した。その中には特に人気があるブロードキャスト機能の強化も含まれている。
ブロードキャストとは、手元のスマートフォンから、自宅のスマートスピーカやスマートディスプレイにメッセージを一斉送信する機能だ。今回のアップデートにより、今後は送られてきたメッセージを受け取った人が、スピーカやディスプレイからスマートフォンに返信を送れるようになった。返事が届くとスマートフォンに通知があり、返信メッセージは文字に起こされた形で受け取れるという。
Googleはまた、ビジュアルコンテンツを表示可能なGoogleアシスタント対応デバイスの利点を生かし、おすすめレシピをホーム画面に表示するサービスも開始する。Googleは公式ブログへの投稿で、「『Google Home Hub』『Lenovo Smart Display』『JBL Link View』などのスマートディスプレイは、レシピを閲覧したり、調理法をステップごとに教えてもらったりするのにうってつけの、キッチンの相棒だ」と説明した。
Googleはさらに、Googleアシスタントが提供する子ども向けの童話や家族向けコンテンツも拡充した。また、「ねえGoogle、歯が抜けたのだけど」といった呼びかけに対しては、子どもがいる家庭の状況により即した応答が可能になるという。こうした家族に優しい返答は、13歳未満の子どもが「Family Link」アプリを通じてGoogle Homeなどのデバイスにサインインしている場合に利用できる。
ほかにも、スマートスピーカに搭載されているGoogleアシスタントでは、人気アニメキャラクターの声でアラームを設定できるようになった。たとえば、「OK Google、『ティーンエイジ・ミュータント・ニンジャ・タートルズ』のアラームを午後8時に設定して」とお願いすることも可能になる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
住環境に求められる「安心、安全、快適」
を可視化するための“ものさし”とは?
「程よく明るい」照明がオフィスにもたらす
業務生産性の向上への意外な効果
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」