10月23日~10月29日のAppleに関連するCNET Japanのニュースをまとめた「今週のAppleニュース一気読み」。
Appleは10月26日、第三のiPhoneであるiPhone XRを発売した。上位モデルとなるiPhone XSと同じA12 Bionic、TrueDepthカメラ、ポートレートモード、オールスクリーンデザイン備えながら、ディスプレイに液晶を用い、ギガビットLTE、望遠レンズ搭載の2つの背面カメラ、ステンレススチールのフレームを省き、低コスト化を図った。
米国の価格でiPhone XSより250ドル安く設定されているが、その仕上がりは遜色なく、6色というiPhone始まって以来のカラーバリエーションを揃えたデバイスだ。
もちろん廉価版のモデルが販売の中心になれば、平均販売価格の下押し圧力となり、販売台数に対する売上高の低下を意味する。しかしAppleは自信を持って、iPhone XRを販売の中心に据えることができる。
冷静に考えてみれば、iPhone XRの価格は64Gバイトで749ドルからとなっており、2017年のiPhone 8より50ドル高く設定されている。更に容量の多いモデルを選べば、過去最高を記録した2018年第1四半期の平均販売価格である796ドルを軽く上回る。
更に、iPhone SEがラインアップから姿を消し、最も安いiPhoneの価格は349ドルから100ドル上がったことも、平均販売価格の上昇に役割を果たすと見られる。
残る問題は販売台数だ。Appleは近年、年間のiPhone販売台数を2億1000万台前後で維持してきた。2018年モデルでもこの水準を維持することができれば、売上高は過去最高を記録することになるだろう。
「iPhone XR」開封の儀--iPhone XSシリーズや8とのサイズ比較も(10/26)iPhone XR発売日となった10月26日、リニューアル工事のため閉店していたApple渋谷が再びオープンした。iPhone XR発売日であったこともあり、オープンに合わせて700人あまりが行列を作った。 Appleが世界的に進める「タウンスクエア」店舗への転換と増床を行い、ビジネス向けのミーティングなどを行うボードルームも設定された。
直営店の中では規模が小さかったApple渋谷には、シアター設備がなく、6Kの大型ビジョンを用いたセミナーなどが連日開催されるフォーラムは、今回のリニューアルでも設置が見送られた。
同じコンセプトでリニューアルされた世界中の店舗の中で渋谷が特徴的である点は、拡張され3階分を移動できるようになったらせん階段だ。
2018年、Appleは日本における直営店3店舗を予告し、4月に新宿、8月に京都をオープンさせた。いずれも新規出店だ。また2019年にも1店舗が計画されていることが、ウェブサイトから明らかになっている。
「Apple 渋谷」リニューアルオープン、10月26日午前8時--気になる内部と記念Tシャツ(10/25) 「iPhone XR」の発売日、Apple 渋谷リニューアルオープン--約700人が行列(10/26)CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
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