10月16日~10月22日のAppleに関連するCNET Japanのニュースをまとめた「今週のAppleニュース一気読み」。
Appleは、10月30日のイベントを告知した。開催場所は本社があるカリフォルニア州クパティーノではなく、ニューヨーク・ブルックリンにあるBrooklyn Academy of Music Howard Gilman Opera Houseで開催される。米国東部夏時間10時に開催されるため、日本時間では10月30日午後10時となる。
Appleは2018年、3回のイベントを開催してきた。3月にはシカゴで「教育」にフォーカスしたイベントを開催し、廉価版のiPadを発表した。6月のWWDC 2018の基調講演ではハードウェアの発表はなく、ソフトウェアの刷新のみが発表された。そして9月にはiPhoneとApple Watchの新モデルを発表。また発表会を伴わない新製品発表としては、7月にMacBook Proの上位モデルを刷新した。
今回は、iPad Pro、iMac、MacBook(MacBook Airの後継モデル)といった、まだ2018年に刷新されていない製品の発表に期待が集まる。またニューヨークでの開催とのことで、エンターテインメントに関連した発表が盛り込まれることもあるかもしれない。
「There’s more in the making」と書かれた招待状は、受け取った人によってデザインが異なり、またウェブサイトでも10パターンほどがランダムに表示される工夫が凝らしてある。そのことからも、iPadやMacをクリエイティブツールとして活用する点が強調されるイベントになりそうであることが想像できる。
10月15日にロサンゼルスで開催されたAdobe MAXでは、Appleのシニアバイスプレジデント、フィル・シラー氏が登壇。2019年にiPad向けに提供されるフルバージョンのPhotoshopの登場とともに、絵筆を数値的に再現するドローイングツールProject Gemini、ARデザインツールProject Aeroを披露し、新しい領域を扱うことができるクリエイティブツールとしてのiPadの優位性をアピールしたばかりだった。
iPadにPhotoshop“完全版”がやってくる--2019年登場、イラスト特化の新アプリも(10/15) アドビ本気のARプラットフォーム「Project Aero」--プライベートベータ版を提供開始(10/16) アップル、米国時間10月30日にイベント開催--新「iPad Pro」など発表か(10/30)10月上旬、Bloombergは、米国サーバ向け製品大手のSupermicroのマザーボード状に極小のチップが埋め込まれており、中国政府のスパイ行為が行われているとの告発を報道した。
その中で被害に遭っていると名指しされた企業にAppleやAmazonといった時価総額1兆ドルを達成した企業が含まれていたが、これらの米国企業からは一斉に「反論」が出されていた。
その中で最も強く反論したのがAppleだ。ニュースリリースや米国議会への書簡などで強く反論しており、ティム・クックCEOはBuzzFeed Newsに対して「事実無根」として報道の撤回を求めている。
Appleは10月17日、欧州に続いて米国の居住者に対しても、プライバシーポータルを開放し、Appleが保有するユーザーデータのダウンロードを行えるようにした。Appleは新製品発表の際、あるいはことあるごとに「プライバシーは基本的人権」であることを強調しており、セキュリティ、プライバシーは、幾分高額なApple製品を使う重要なメリットと位置づけている。
アップルのクックCEO、Bloombergに中国スパイチップ関連報道の撤回求める(10/21) アップルが所有する自分の個人情報、米国居住者もプライバシーポータルから取得可能に(10/18)CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
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