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旺文社ベンチャーズ、初の出資先は「子ども向け英会話」--ハグカムと連携へ - (page 2)

藤井涼 (編集部)2018年10月29日 10時00分
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旺文社が「子ども向け英会話」を選んだ理由

 旺文社がCVC設立を発表した2日後に、ハグカム代表取締役の道村弥生氏が問い合わせ、それからわずか3日後に面会を実施。お互いに求める条件が一致したことから、提携までスピーディーに話が進んだという。

 旺文社では、これまでも英語4技能化に合わせた紙の対策書などを刊行してきたが、「旺文社の書籍だけではスピーキングやライティングまではカバーしきれない」(粂川氏)ことから、これらの英語学習をテクノロジで支援するEdTechに注目していたという。特に「GLOBAL CROWNは講師の質が他のサービスと比べ物にならないほど高く、英語以外の教科にも転用しやすい」(同社プリンシパルの宮内淳氏)ことが決め手になったと説明する。

 今回ハグカムと提携することで、旺文社が持っている英語の学習コンテンツ、学習プラットフォームを活用した両者の事業強化につなげるとしている。具体的には、旺文社の英語学習ノウハウやコンテンツを、GLOBAL CROWNをはじめとするハグカムのサービス上で提供するほか、他の教科や英検などの資格試験対策にも対象領域を広げたいという。

 さらに、出版流通チャネルを利用した、書籍+GLOBAL CROWN企画や、旺文社グループの英語学習サービスとの連携なども検討しているという。たとえば、旺文社では時間の使い方や整理整頓、ルールとマナーを題材にした書籍「学校では教えてくれない大切なこと」を手がけており、累計100万部を超える人気シリーズになっている。将来的には、GLOBAL CROWNでこうした“社会で生き抜く力”なども教えていきたいという。

累計100万部を超える「学校では教えてくれない大切なこと」シリーズ
累計100万部を超える「学校では教えてくれない大切なこと」シリーズ

 「書籍とオンライン学習の組み合わせはイメージしやすい。また、旺文社の学習コンテンツをGLOBAL CROWNで提供することで、生徒や保護者にとっても安心感や信頼感が増すのではないか。6歳児などが書籍でスピーキングを学ぶのは大変だが、ライブ学習なら楽しみながら学べると思う」(道村氏)。

 旺文社ベンチャーズでは今後、100件から数社に絞った問い合わせ企業の中から、第2号の出資先を検討するとしている。また、旺文社グループ内や他の出版社も巻き込んだ取り組みなども加速させたいとしている。

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