英会話学習アプリケーション「TerraTalk(テラトーク)」を運営するジョイズは8月21日、学校向けのブラウザ版を提供すると発表した。まずは、30名の教師に無償提供し、2019年春より生徒に本格的に提供を開始する予定。
TerraTalkは、AI(人工知能)との英会話を通じてスピーキングを学習できる英会話アプリ。AIが話者のスピーキング力を「文法」「語彙」「発音」「流暢さ」から総合的に評価するため、英会話力を正確に把握し、改善につなげられることが特徴だ。
これまで、TerraTalkを授業で活用するには、スマートフォンやタブレットなどのモバイル端末が必要だった。しかし、全国の学校のPC普及台数が約170万台であるのに対し、タブレットの普及台数は約25万台とまだまだ少ない。モバイル端末を持たない学校は新たに購入するか、個人で用意してもらう必要があったため、サービスのマルチデバイス対応が求められていたという。
そこで同社は、Chrome OSの普及速度が上がっていること、2020年度に小学校でプログラミング教育が必修化することを受けて、PCに触れる機会が増加していることなどから、PCを使ったスピーキング教育を推進するため、学校向けTerraTalkのブラウザ版を提供することにしたという。
これにより、スマートフォンやタブレットが未導入の学校でも、生徒に対してAIを用いたスピーキングの授業が展開できるようになるとしている。
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