サムスンは現地時間10月17日、バルセロナに本拠を置くZhilabsを買収したと発表した。Zhilabsは、人工知能(AI)を活用して通信事業者やそのサービスのパフォーマンスを監視する、ネットワーク分析サービスを提供する企業だ。買収額は明らかにされていない。
サムスンにとって、今回の買収は自社の5G性能やネットワーク品質の強化につながる可能性がある。Zhilabsが持つAIベースの分析機能を利用すれば、SMSメッセージサービスやデータ接続、ローミングのパフォーマンスを、個々の利用者レベルで監視可能になるからだ。2008年に設立されたZhilabsはほかに、トラブルシューティングを自動化するサービスも提供している。サムスンは5Gへの移行を実現するため、Zhilabsと共同で新しい技術を開発したい考えだ。
サムスンは、次世代の超高速モバイルデータ通信である5Gに注力する姿勢を鮮明にしている。5Gネットワークは2019年にも登場するとみられており、無線ネットワークの速度、サービスエリア、応答性に関して機能向上が期待できる。AT&TやVerizonといった通信事業者は、すでに初期型の5Gサービスを立ち上げている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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