一部の学生らは今後、「iPhone」や「Apple Watch」を使うだけで、学生寮に入館したり、大学のカフェテリアで食事の支払いをしたりできるようになる。
米国の3大学の学生らは米国時間10月2日より、デバイス上の「Wallet」アプリに学生証を登録できるようになる。これにより、iPhoneやApple Watchを利用して商品を購入したり、キャンパス内の体育館や図書館といった建物に入館したりできる。キャンパス内外で、物理的な学生証をスキャンするリーダーにiPhoneまたはApple Watchをかざすだけでいい。
Appleのインターネットサービス担当バイスプレジデント、Jennifer Bailey氏はプレスリリースの中で次のように述べた。「『Apple Pay』をリリースした時、当社は物理的な財布を置き換える目標に着手した。今回、各大学と協力して非接触型の学生証を追加することにより、さらに簡単かつ便利で安全な体験を顧客にもたらすことに感激している」
このバーチャル学生証は2日にデューク大学、アラバマ大学、オクラホマ大学で導入される。学年末(2019年5月)までに、ジョンズ・ホプキンス大学、サンタクララ大学、テンプル大学にも拡大する予定だ。
他の大学もこのサービスを導入することは可能だが、NFCリーダーを購入して設置するだけで自動的にApple Payに対応できるようになる小売業者に比べ、導入はそれほど容易ではない。学校の場合は、統合を確実に機能させるためにAppleと提携する必要がある。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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