電気自動車や配車アプリなどの新技術は、交通に変革をもたらしている。しかし多くの人々にとって、通勤や通学はやはり日々の生活における大きな要素で、決して快適とはいえない時間だ。Googleは、「Googleマップ」に対する新機能の追加や既存機能との連携により、この問題に対処しようとしている。
Googleがまず導入したのは、Googleマップ上の「commute」という専用タブだ。ワンタップで、ユーザーの通勤や通学のルートに合わせたリアルタイムの交通情報や乗換案内が表示される。遅延が発生している場合は代替ルートが表示される。「Android」ユーザーの場合は、ルート上の交通機関の遅延や運休、または道路の渋滞や通行止めが発生した際に通知を受ける。
公共交通機関を利用する通勤・通学者に対する新機能も追加されている。世界の80地域を対象に、公共交通機関の利用者は、バスや電車の現在位置をリアルタイムに確認できるようになる。シドニーでは、Googleはニューサウスウェールズ州運輸局(Transport New South Wales)と連携して、次のバスまたは電車の混み具合を表示する。この機能を世界中のさらに多くの都市にまもなく提供する予定だという。
自動車と公共交通機関の両方を利用する場合は、走行ルート上の渋滞の有無や、次の電車の発車時刻など、両方の情報をGoogleマップで確認できる。
通勤や通学をさらに快適にするために、Googleは、「Spotify」「Apple Music」「Google Play Music」もGoogleマップで提供し、ユーザーがGoogleマップから直接、音楽やポッドキャストを制御できるようにした。
新機能は「Android」と「iOS」を対象に、世界中で今週のうちに提供開始される予定だ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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