Twitterは米国時間9月6日、右派の扇動者Alex Jones氏と同氏が運営するメディアInfowarsの主要なアカウントを凍結したと発表した。Infowarsは、敵意に満ちた陰謀論を広めていることで知られている。Twitterだけでなく、Twitterが所有するライブストリーミングアプリ「Periscope」のアカウントも凍結の対象となった。
Twitterによると、凍結されたアカウントは、攻撃的な行為に関するポリシーに違反したという。
Twitterは「Twitter Safety」のアカウントで、次のようにツイートした。「本日TwitterとPeriscopeで『@realalexjones』『@infowars』を永久凍結した。当社は、これまでの違反行為に加えて、5日に投稿されたツイートと動画が攻撃的な行為に関するポリシーに違反したという新たな報告に基づき、こうした措置を取った」
Jones氏とInfowarsに関連のある「@newswars」などのアカウントは、今もTwitterで利用可能なようだが、Infowarsのアカウント凍結を回避するのに利用されたら、他のアカウントの凍結を検討するとTwitterは述べている。
FacebookやGoogle傘下の「YouTube」は8月、これらの主要なアカウントを自社のプラットフォームから締め出している。同じ頃、TwitterはJones氏のアカウントを1週間凍結して閲覧のみ可能な状態にしていた。
We will continue to evaluate reports we receive regarding other accounts potentially associated with @realalexjones or @infowars and will take action if content that violates our rules is reported or if other accounts are utilized in an attempt to circumvent their ban.
— Twitter Safety (@TwitterSafety) 2018年9月6日
米CNETは、Jones氏とInfowarsの担当者にコメントを求めたが回答は得られていない。
The Daily BeastとBuzzfeedに宛てたTwitterの声明によると、Jones氏は5日にTwitterに投稿したInfowarsの動画で、米CNNの記者Oliver Darcy氏を侮辱しており、それがTwitterの利用条件に決定的に違反したという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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