Samsung Mobileのプレジデントを務めるDJ Koh氏は米国時間9月4日、サムスンが同社製の折りたたみ式スマートフォンの詳細を2018年中に明らかにするとCNBCに語った。同氏は、11月のSamsung Developer Conferenceでより詳しい情報を公表できるかもしれないとほのめかした。
サムスンは、折りたためるスマートフォンに取り組んでいることは認めたが、具体的な詳細については口を閉ざしてきた。しかし今回、Koh氏はCNBCの取材に対し、サムスンの考え方を説明している。
「大半の利用状況で、折りたたんだまま使える。ただし、ブラウズすることや何かを見ることが必要な場合は、開くべきかもしれない。しかし、開くとしても、タブレットと比べてどんな利点があるのか。開いた状態の体験がタブレットと同じなら、(消費者が)買う理由はないだろう。したがって、デバイス、機能、イノベーションのそれぞれに、エンドユーザーへの意義深いメッセージがあってしかるべきだ。エンドユーザーが使うとき、『なるほど、サムスンが作った理由はこれか』(と彼らが思うように)」(Koh氏)
サムスンはまた、折りたたみ式スマートフォンには、以前の素朴なプロトタイプにあったようなヒンジではなく、折りたためる画面を採用すると述べてきた。
Koh氏は、早ければ2018年内に折りたたみ式スマートフォンが発売されると期待してよいと報道陣に語ったこともあるが、最近は2019年初頭に投入されるだろうと報じられている。サムスンが11月に情報を提供すれば、2019年初頭に投入という話も現実味を帯びてくる。
サムスンの広報担当者は声明の中で次のように述べた。「当社は継続的にスマートフォンのポートフォリオを進化させ、顧客に斬新なイノベーションと体験を届けていく。現時点では、将来のデバイスについて提供できる情報はない。引き続き注目していただきたい」
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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