Microsoftは、Intelから提供された新しいマイクロコード更新プログラムを公開している。「Spectre」脆弱性と、最近明らかになった「Foreshadow」脆弱性に対処するものだ。
Windows 10 Version 1803のサポートページに記載されているとおり、今回のマイクロコードアップデートは、「Spectre Variant 3a」(CVE-2018-3640)、「Spectre Variant 4」(CVE-2018-3639)、「L1 Terminal Fault」(L1TF)とも呼ばれる2件のForeshadow脆弱性(CVE-2018-3615、CVE-2018-3646)に関するものだ。
Microsoftが先ごろ明らかにしたように、影響を受けるIntel製CPUを搭載したWindowsマシンは、Foreshadow攻撃を緩和するマイクロコードとソフトウェアパッチが必要だ。
Intelが1月にCPUに影響する脆弱性「Meltdown」とSpectreに対処し始めてから、MicrosoftはIntel製マイクロコード更新プログラムの配布に関して対応してきた。
Foreshadowには、Intelの「Software Guard Extensions(SGX)」エンクレーブに影響する「CVE-2018-3615」が含まれている。また、「CVE-2018-3620」はOSと「System Management Mode(SMM)」のメモリに影響する。「CVE-2018-3646」は仮想マシンなどに影響する。
Microsoftは、更新プログラムについて2018年8月20日付けで「Microsoft Updateカタログ」に公開している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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