Twitterは、レガシーAPIを廃止するとともに、「Apple Watch」版アプリ、「macOS」版アプリ、「Windows」版アプリで提供しているサービスのサポートを打ち切る方向に動いた。API廃止は、サードパーティー製のクライアントアプリに影響を与える可能性があり、ハッシュタグ「#BreakingMyTwitter」が一層活発になりそうだ。
Twitterは、エンタープライズソリューション担当シニアディレクターであるRob Johnson氏のブログ記事とメールを通じてその考えを説明している。
「こうした体験をすばらしいものにすることを優先するために、サードパーティーの開発者の約1%しか使用していない2つのレガシー開発者ツールなどの製品への投資をやめることにした。つまり、Twitterに似たアプリの一部は今後、以前とまったく同じようには機能できなくなる。たとえば、一部のサードパーティー製アプリが以前やっていたように、ツイートを自動的にストリーミングさせることはできなくなり、Twitterの公式アプリやサイトでやっているように下にスワイプして更新する必要があるかもしれない。特に人気が高いアプリのうちいくつかはすでにアップデートしているので、大きな不自由なく利用し続けられる」
Johnson氏はツイートに掲載したメールで、Twitterがこれまで(特に2011〜2012年)「開発者にきちんと向き合ってきたとは言えない」と述べている。そういった態度を改め、同氏はTwitterが技術上およびビジネス上の制約に直面しており、そのために、9年間ベータ版の状態にあるものを含めてレガシーAPIを廃止せざるを得なくなったことを率直に認めた。
Johnson氏によると、Twitterは「人々が公式アプリよりもサードパーティー製のクライアントを利用する理由を理解することに力を注ぎ」、今後はもっとうまくコミュニケーションを取っていくという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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