Twitterは5月16日、サードパーティの開発者がクライアントを開発するために使用するAPI「Account Activity API」を、全ての開発者に公開したと発表した。
Account Activity APIでは、ツイートやリプライ、ダイレクトメッセージなどの通知などがリアルタイムで受信できる。タイムラインのデータを自動で取得する機能は盛り込まれていない。
Account Activity APIは、無料で提供するサンドボックス、有料提供となるプレミアム、エンタープライズの3段階が設定。無料版では扱えるアカウント数が15個に限られるほか、プレミアム版でも25個~250個の制限が設けられており、251個以上のアカウントを扱う場合は、エンタープライズ契約が必要となる。プレミアム版の価格は扱えるアカウント数によって異なり、25個までが1月あたり339ドル、250個までが1月あたり2899ドル。
またTwitterは、Account Activity APIの公開と同時に、現在サードパーティ製クライアントが多用する「User Streams」と「Site Streams」のAPIを、8月16日に廃止することも発表した。これにより、タイムラインデータを自動で取得する機能は廃止となる。Twitterによると、これらのAPIは1%未満の月間アクティブアプリで利用されているにとどまるため、廃止を決定したという。また、この機能をAccount Activity APIに追加することや、新しいストリーミングサービスを提供する予定はないとしている。
Twitterは当初、User StreamsとSite StreamsのAPIを6月19日に廃止するとしていたが、4月に延期を発表していた。
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