Snapは、6月30日までの3カ月間の1日あたりの「Snapchat」ログインユーザー数が1億8800万人となり、初めて減少したと述べた。前年同期は1億9100万人だった。同社は5月に2018年第1四半期決算を発表した際、ユーザー数の伸びが過去最低だったと報告していた。
Snapの最高経営責任者(CEO)を務めるEvan Spiegel氏は、6カ月前に変更したデザインが不評だったことが最大の要因だったとした。あまりに不評で、ソーシャルメディア上で絶大な影響力を誇る、(モデルの)Kylie Jennerさんなどが、落胆の意を表明したほどだった。加えて、歌手のRihannaさんが受けたドメスティックバイオレンスをジョークにした広告がSnapchat上に掲載されるなど、Snapは最近、物事を正しく進められていない印象がある。
7日には、Snapが同社の「iOS」アプリを適切に保護していなかったために、アプリの一部のソースコードが流出していたことも明らかになった。
Snapchatには明るいニュースもある。同社が7日に発表した第2四半期決算によると、調整済み損失は1株当たり14セントと、Thomson Reutersがまとめたアナリスト予想平均の17セントより良い結果となった。売上高はアナリストの予測2億5040万ドルをわずかに上回る2億6230万ドルだった。
Spiegel氏は希望を捨てていない。
同氏は7日の電話会議でアナリストらに「われわれは、聞こえてきた大きな不満を解決したと思っている。適切な人に適切なコンテンツをより多く提示するという大きなチャンスに積極的に取り組みたい」と語った。
Snapchatに期待している人は他にもいる。サウジアラビアのAlwaleed bin Talal王子はTwitterで約2億5000万ドル相当のSnap株式を購入したことを明かした。同氏はTwitterとホテルチェーンFour Seasonsの株式をすでに保有している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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