写真共有SNS「Snapchat」を提供するSnapは米国時間8月7日、5月に「iOS」版アプリをアップデートした際にソースコードの一部が流出したことを明らかにした。Motherboardによると、このコードは同社がデータ削除を依頼するまでGitHubにアーカイブされていたという。
Snapは米CNETの取材に対し、次のように述べた。「5月のiOS版アップデート時にソースコードのわずかな部分が流出したが、われわれはその過失を発見し、直ちに是正することができた。われわれは、当該コードの一部がオンラインに投稿されているのを発見し、その後コードは削除された。これによって当社のアプリに不具合が生じることはなく、コミュニティーにも影響はなかった」
8月2日にGitHubに投稿された削除依頼には、「すべてを削除してもらえるとありがたい」と書かれている。この要望を投稿した人物は、「私はSnap Incの(個人名)で、流出したソースコードの所有者だ」としている。
次のようなやりとりもある。GitHub側からの「今回の侵害に対して最適な解決法は何か? 削除のほかに他の人が実行できる具体的な変更はあるか?」という質問に対して、この人物が「いや、すべて流出したソースコードなので、削除されるべきだ」と記している。
Motherboardは、今回の削除が米国のデジタルミレニアム著作権法(DMCA)に基づいて実施されたとする一方、同コードが一部の個人間でやり取りされているようだとも報じている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス