米国時間8月2日、Appleの時価総額が1兆ドル(約110兆円)を突破した。
世界最大規模の株式公開企業であるAppleの株価は2日、一時207.05ドルまで上昇し、時価総額が1兆ドルに達した。2日の取引時間中に株価がその水準を割る場面もあったが、2.9%高の207.39ドルで取引を終えた。Appleは時価総額1兆ドル企業となり、その水準に達した初の米上場企業となった。
ここ数年のAppleは好調だ。「iPhone」は世界で最も売れ行きの良い製品の1つであり、Appleが示した第4四半期の売上高予想からは、9月に発売されるとみられる新型iPhoneについて、同社が楽観視していることがうかがえる。また、ウェアラブル製品などの市場にも事業を拡大しており、「Apple Music」や「App Store」などのソフトウェアおよびサービス事業の売上高も増加している。
2017年に発売された「iPhone X」は、「Touch ID」に代わり「Face ID」技術を採用した。AppleはiPhone Xを「モバイルの未来」として売り出した。iPhone XはAppleがこれまでに販売した最も高額なスマートフォンだが、11月3日の発売以来、販売は好調だ。
Appleは9月、3種類の新型iPhoneを発表すると予想されている。iPhone Xよりも大型なモデルや低価格なモデルが登場する可能性もある。
そうしたさまざまな要因によって、Appleは時価総額が世界一高い上場企業となっている。
一部のアナリストは、同社の価値は現在の1兆ドル超を上回る可能性があるとみている。
Monness Crespi HardtのアナリストであるBrian White氏は、「結局のところ、Appleは世界で最も株価が正しく評価されていない企業の1社で、その評価額は抑えられた状態にあるとわれわれはずっと考えている」と述べている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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