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ねぇ Google、Alexa、世界征服計画の進捗はどう?

Andrew Gebhart (CNET News) 翻訳校正: 編集部2018年07月23日 07時30分
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 今の時点で、「Amazon Alexa」と「Googleアシスタント」の音声アシスタントとしての基本的な魅力はほぼ証明されている。AlexaやGoogleアシスタント搭載のスマートスピーカなどのデバイスは一般的なものになり、両方に同じような新機能が追加されることがよくあるので、今では私たちは、どちらかに新機能が追加されると、もう一方にもじきに同じ機能が付くと予想するようになった。

 2018年初頭のCESの会場で、AmazonとGoogleがそれぞれのスマートアシスタントに関して新たな地平を視野に入れていることが分かった。両社とも、アシスタントを家の中から解き放ち、至るところに遍在させ、顧客により多くの選択肢と豊かな体験を提供しようとしていた。2018年も半ばを過ぎた今、両社がこの目標にどれだけ近づいたか確認しておこう。

至るところにアシスタント?

 AmazonのAlexa Voice ServiceおよびAlexa Skills担当バイスプレジデントを務めるSteve Rabuchin氏は1月、米CNETに対し、次のように語った。「音声アシスタントをどこでも使えるようになれば、ユーザーは家の中だけでなく、車の中や職場でも使いたくなるだろう。われわれは音声アシスタントを自動車やその他の場所でも使えるようにする計画だ。音声は自然なインターフェースであり、常にそばにあるべきだと考えるからだ」

 その後、Alexaは職場には大きくは進出していない。「Alexa for Business」が2017年に発表されたが、まだ開発段階だ。だが、Amazonは車とホテルへのデジタルアシスタント導入ではより大きく踏み込んだ。

 Amazonは2018年6月、「Alexa for Hospitality」を発表した。このプログラムに参加するホテルは、Alexaの反応をさまざまなホテルサービス向けにカスタマイズできる。宿泊客は客室にあるAlexaデバイスを使ってルームサービスを頼んだり、フロントを呼び出したり、近くのお勧めレストランを尋ねたり、場合によってはスマート照明やスマートブラインドをコントロールしたりできる。

 Alexaは路上でも活躍する。9月登場予定の「Lexus ES」2019年モデルのインフォテインメントシステムにはAlexaが組み込まれる。他の自動車メーカーもAlexa搭載を約束しているが、実現するのはESが初めてだ。アシスタント搭載の高額な新車を買いたくない人向けには、Speak MusicのBluetooth対応デバイス「Muse」のようなAlexa搭載アクセサリが既に販売されている。

 AmazonはAlexaの自動車搭載を1ブランドごとに行っているようだが、Googleは既に多くのブランドが採用する「Android Auto」によって基本的な準備は済ませている。Googleは2018年に入り、GoogleアシスタントをAndroid Autoに追加した。ほぼすべての主な自動車メーカーで少なくとも幾つかのモデルが対応しており、これでGoogleアシスタントは既にAlexaよりも多くの自動車に搭載されたことになる。

 Android Autoは、GoogleがGoogleアシスタントをAlexaより優位に立たせるために幅広い技術ネットワークを活用できることを示している。それでも、GoogleはAmazonのようにホテルやオフィスには進出していない。その代わり、Googleは2018年、家庭でのアシスタントの性能をより強化することに注力してきた。

家庭で進行中のバトル

 Googleは5月に開催した年次開発者会議で、Googleアシスタントの多数の新機能を披露した。

 「Continued conversation(続けて会話)」を設定すると、ユーザーが命令を発するとデバイスのマイクが待機状態になり、いちいち「OK Google」あるいは「ねぇ Google」というウェイクワードを繰り返さずに、より自然に会話を続けられる。また、カスタマイズ可能なルーティン機能により、複数のスマートホームデバイスに1度に命令したり、例えば「おはよう」のようなシンプルなフレーズでポッドキャストを再生したりできるようになる。子どもがアシスタントに命令する際に「Please」をつける丁寧な言葉遣いを促す機能も披露した。

 こうした変化は歓迎すべきことではあるが、オールラウンドな便利さという点ではGoogleアシスタントはAlexaにまだ追いついていないことを思い出させる。Amazonは既にAlexaにGoogleのContinued Conversationと同じ「フォローアップモード」を追加済みだ。Alexaはさらに、子ども向けスマートスピーカを販売しているし、ルーティンのカスタマイズ機能もある。

 Googleは基本的な統計数字も膨らませている。現在、Googleアシスタントは5000以上のスマートホームデバイスと、主なスマートホームブランドをサポートしている。一方、Amazonによると、Alexaは1万2000以上のデバイスをサポートするという。ユーザーは、自分が使いたいデバイスが両社のアシスタントに対応していれば(実際、その可能性が高い)、Alexaしか使えない残りの7000のデバイスについてはそれほど気にかけないだろう。だが、この数字は、Alexa対応の方が拡大していることを示す。

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