ウェアラブル+運動などで保険料を年間最大3割引--住友生命、健康増進型保険「Vitality」

 住友生命保険相互会社は7月17日、健康への取り組みによって保険料が変動する健康増進型保険“住友生命「Vitality」”を7月24日に発売すると発表した。

従来型の保険との違いは健康増進に伴う日々の活動をもとに毎年評価し、保険料が変動する
従来型の保険との違いは健康増進に伴う日々の活動をもとに毎年評価し、保険料が変動する

 同社は、2016年7月21日にソフトバンクと南アフリカの金融サービス会社Discovery(ディスカバリー)の3社で、日本をもっと健康にというキャッチフレーズを掲げた「Japan Vitality Project」を発表。ディスカバリーが開発したVitalityの日本市場導入に向けた取組みを進めていた。

Vitality健康プログラムに加入した時点で、利用しない場合と比べて15%割り引く。達成したステータスに応じて最大10%アップし、30%割り引く
Vitality健康プログラムに加入した時点で、利用しない場合と比べて15%割り引く。達成したステータスに応じて最大10%アップし、30%割り引く

 Vitalityは、世界17の国と地域で提供されている健康増進プログラム。ディスカバリーは、1国1社の生保会社と提携し各国でVitalityを導入しており、日本では同社が独占契約を締結している。

健康リスクは日常活動にあるとし、顧客に行動変容を促す
健康リスクは日常活動にあるとし、顧客に行動変容を促す

 今回発表したVitalityは、加入時または、ある一時点の健康状態を基に保険料を決定し、病気などのリスクに備えるという従来の生命保険とは異なる。加入後毎年の健康診断や日々の運動など、継続的な健康増進活動を評価し、保険料が変動するのが特徴だ。これにより、リスクそのものを減少させることを目的としている。

Vitalityは、世界17の国と地域で提供されている健康増進プログラム
Vitalityは、世界17の国と地域で提供されている健康増進プログラム

 そのため、保険契約とVitality健康プログラム契約(月額864円)とで構成される。従来の保障に加え、契約者の日々の健康増進活動をポイント化し、累計ポイントに応じてステータスを判定(1年間の累計ポイントに基づき、ステータスを判定)。ステータスに基づいて保険料の変動や特典を提供する。

生命保険における保険料変動の効果
生命保険における保険料変動の効果

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