ネスレ日本は5月28日、アクサ生命保険と「健康寿命延伸」および、「健康経営」に関するパートナーシップ契約を締結したと発表した。
同パートナーシップを通じて両社は、「健康」に関する知見を相互に共有し、日本の社会的課題の解決に向けて共同で取り組む。
なお、同契約では、「健康経営」の推進として、アクサ生命が顧客企業に提案している健康経営推進の取り組みに、同社が保有する「食・栄養」に関する知見を加えることで、内容のより一層の充実を図る。
同社では、同取り組みを通じて、ヘルスケアサービス「ネスレ ウェルネス アンバサダー」プログラムを企業向けに提供する為のノウハウの蓄積を図るという。
また、「健康」をテーマとした「オンラインプラットフォーム」の共同運営として、「ネスレ ウェルネス アンバサダー」プログラムを母体とし、顧客ひとりひとりに合った栄養・健康習慣の提案と将来のリスクに備えるための情報提供を目的とした「オンラインプラットフォーム」の構築に向けて協議を開始する。
加えて、医療や健康に関するデータ分析の専門性を有するアクサ生命の知見を生かし、プラットフォームから得られる利用者のニーズや意識に関する情報を分析。卓越した価値を提案できるような共同運営を目指す。
さらに、保険商品やヘルスケアサービスの共同研究として、「健康経営」の推進と「健康」をテーマとした「オンラインプラットフォーム」の共同運営といった取り組みによって得たデータの分析に基づき、「健康意識の高い顧客」への保険商品やヘルスケアサービスの開発に向けた共同研究を進める。
同社は、アクサ生命との提携を通じて、同社が運営するヘルスケアサービス「ネスレ ウェルネス アンバサダー」プログラムに関する情報提供の機会を広げ、利用者拡大を目指し、日本の社会的課題である「健康寿命延伸」に貢献するとしている。一方のアクサ生命は、保険金や給付金を支払う「支払者(ペイヤ―)」から、顧客のリスクを予防・軽減するアドバイスやサービスを提供し、顧客の健やかで幸せな人生を守る「パートナー」となることを目指すとしている。
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