先進運転支援システム(ADAS)と自律走行車技術は保険料にどのような影響を及ぼすのか。特に、消費者はこの問題についてどのように感じているのか。市場調査会社のJ.D. Powerがこうした観点から、恒例の「Power Pulse」調査を開始した。
調査の結果は興味深い。例えば、回答者の22%は次の買い換え時に「高度に自動化された」自動車を検討すると述べ、40%は「自律走行車向け割引」を提供する保険会社があれば、そこに乗り換えると答えた。
さらに、人々がより多くのADAS機能を備えた自動車に乗り換えたいと考える最大の理由として、保険は1位にはならなかったものの、3位に入った。ほかの2つの理由は、事故リスクの低減と運転時のストレスの軽減だった。
この調査は、自律走行車が非自律走行車向けの保険料に影響を及ぼす可能性には言及していない。自律走行車が普及すれば、オートバイやクラシックカーなどのこれまでの乗り物は保険料に法外な追加料金が発生したりして、やがて姿を消してしまうのだろうか。そうならないことを願いたい。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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