Appleは米国時間7月9日、「iOS 11.4.1」を正式にリリースした。
バグ修正をまとめただけのように見えるが、Appleのサポートページには、USB制限モードが新たに追加されたことが明記されている。この機能は、捜査機関や政府、あるいは悪意ある人物が、「iPhone」のロックを解除できないようにするとして大いに話題になった。
Appleはこの新しいモードを、捜査機関を締め出すための手段ではなく、セキュリティホールをふさぐためのものとしている。しかしいずれにせよ、iPhoneを最後にロック解除してから1時間以上が経過すると、新しいUSBアクセサリをiPhoneの「Lightning」ポートに接続してデータを取得することはできなくなる。
これにより、悪名高い「GrayKey」のようなデバイスを使って端末のロックを解除することはできなくなるとみられる。
Appleのサポートページによると、一般的に端末の充電器は使えるはずで、1時間が経過する前にUSBアクセサリを接続した場合も問題ないようだ。ただし、一部の充電器は使えない可能性があるとしている(おそらく、起動する前にデータ接続を検索するタイプのものがこれに該当すると思われる)。
The Vergeによると、この新機能はデフォルトで有効だ。1時間というこの制限を解除するには、「Face ID とパスコード」(または「Touch IDとパスコード」)メニューの「ロック中にアクセスを許可」で「USBアクセサリ」をオンに切り替えればいい。
iOS 11.4.1ではその他に、「iPhoneを探す」でAirPodsの最後の位置情報を見ることができない問題が修正され、Exchangeアカウントでのメール、連絡先、メモの同期の信頼性が改善されている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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