L is Bは7月9日、よくある問い合わせ(FAQ)をExcelで管理し、ウェブブラウザやスマートフォンからウィジェット形式で利用できる自動学習型FAQソリューション「AI-FAQボット」の提供を開始すると発表した。
AI-FAQボットは、FAQの課題をシンプルに解決するソリューション。Excelで管理されたFAQデータをアップロードするだけで、任意のウェブサイト(社内ポータルなど)ですぐにウィジェットとして利用できるようになる。検索はキーワードや自然文入力のほか、カテゴリや分類タグの選択などに対応。状況に合わせて使い分けられる検索方法により、回答を簡単に絞り込めるという。
また、FAQデータ内に存在しない質問内容に関連した言葉が入力された場合でも、AIが自動で解析・学習しExcelデータに反映。FAQデータが自動学習を重ねるため、使えば使うほどスムーズに回答が提示できるという。
管理者ホーム画面では、運用フローを視覚的に理解できるようにイラストで提示。次に何をすれば良いかがわかるマニュアルレスでの操作性を実現した。分析画面では、直近1カ月での問い合わせ数をランキングで表示。利用者の課題を知ることで、業務改善に役立てられるという。
同社は、ビジネスチャット「direct」やチャットボット開発環境「daab SDK」などによって、企業の業務効率化を実現してきた。その中で、FAQを導入しても「担当者への電話(内線)による問い合わせが減らない」「目的の回答を得るための検索がうまくできない」「FAQメンテナンスが大変」といった声があり、結果としてFAQを使わない企業が増えていたという。
また、AIを使った大規模な学習型FAQソリューションでは「導入するための膨大な費用や準備作業」「導入後のAI学習に掛かる運用コストの負担」など新たな課題もあることから、業務効率化を実現する新たなソリューションとして、AI-FAQボットを開発したとしている。
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