iPad対抗の低価格「Surface」タブレットの噂に信憑性--MSが新端末をFCCに申請

Liam Tung (CNET News) 翻訳校正: 編集部2018年07月05日 08時33分

 Microsoftが低価格の「Surface」タブレットをリリースする計画だという2018年5月の報道に合致する、新端末に関する申請書類がFCCに提出された。

 5月にMicrosoftが400ドルの新しいSurfaceタブレットを早ければ2018年下半期にも発売する計画だという報道が浮上し、Appleが教育市場向けに提供する329ドルの「iPad」に対抗するものと見られていた。

 米ZDNet.comに寄稿するMary Jo Foley氏が5月当時に入手した情報によると、新しいSurface端末には、Intelの「Core M」プロセッサ、4GバイトのRAM、64Gバイトのストレージが搭載されるとのことだった。価格は、ハイエンドの「Surface Pro」の半分になるとされている。なお、今回のFCC申請書類を発見したWinFutureは、Microsoft内部から得た情報として、Coreシリーズよりも低価格なIntelの「Pentium」プロセッサが搭載される見込みだと報じている。

 このたびの申請書類は、これらの報道が的中していた可能性を示唆している。書類には、仕様や図面は示されていないが、Wi-FiおよびBluetoothモジュール用のドライバファームウェアが端末に搭載されることが明記されおり、IntelのCPUが搭載されることを示唆している。なぜならこのモジュールは、ARMベースのQualcommのSoCが採用されるとすれば、CPUに組み込まれている可能性が高いためである。

 既存モデルとの違いに関する説明がないので、これはSurface Proのアップデート版ではなく新規のタブレットだということも伺える。

 書類には、このSurfaceモデルの電源アダプタが24Wであるとも記されている。現行のSurface Proの電源は36Wなので、それよりも小型の端末であるというこれまでの報道を裏付けている。

 Bloombergは5月、400ドルのこのSurfaceタブレットについて、10インチ画面を搭載する見込みと報じていた。つまり、iPadとほぼ同じサイズで、Surface Proの12インチ画面よりは小さい。また、iPadのように角が丸みを帯び、USB-Cポートを装備するとも報じられている。

 この新しい端末は、Surface Proと同じようなキックスタンドを装備し、Surface Proよりも20%軽量で、バッテリ持続時間はSurface Proの13.5時間より短いとも報じられている。

 コストを抑えるために、Microsoftのキーボードカバーは付属しない見込みだ。ただし、Microsoftは、この新しい端末用にキーボードカバー、スタイラス、マウスの低価格版を用意していると報じられている。同社はこの新しいタブレットのLTE対応のオプションを用意しているとも報じられている。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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