Appleがようやく、「MacBook」の「バタフライスイッチ」キーボードに関する問題に対応したようだ。
Appleは米国時間6月22日、「文字が勝手に反復入力される」「文字が表示されない」「押したキーがスムーズに跳ね返ってこない、または、キーを押した時の反応が一定しない」という症状が現れる、「特定のMacBookおよびMacBook Proモデルのごく一部のキーボード」を修理するプログラムを発表している。
対象モデルは、Appleが2015年にコンピュータを刷新した際に初めてリリースしたバタフライスイッチ設計を採用するものだ。
Appleは米CNET宛ての声明で、修理プログラムの対象範囲を繰り返したが、対象端末台数に関する詳細を明らかにしなかった。
Appleは、「AppleおよびApple正規サービスプロバイダーでは、顧客の端末が本プログラムの適用対象かどうかを検証したうえで、無償で修理を行う」と述べている。「1つまたは複数のキーの交換や、キーボード全体の交換が必要になる場合もある」(Apple)
Appleによると、本プログラムの対象になると考えられるキーボードをすでに有償で交換した顧客は、返金についてAppleに問い合わせることができるという。
バタフライスイッチの使用をめぐっては、Appleに対して複数件の集団訴訟が起こされていた。
Appleはバタフライスイッチに関する苦情を受け、キーボードの手入れ方法を説明するウェブページを1年前に公開した。しかし、一部のユーザーからは効果がないとの声も上がっていた。今回修理プログラムを開始したことは、当初想定していたよりも問題が深刻であるとAppleが認めたことをうかがわせる。
このプログラムは、対象となるMacBookおよびMacBook Proに対し、最初の小売販売日から4年間適用される。通常の製品保証期間を延長するものではないとしている。
対象モデルは以下の通り。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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