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WWDCで新しいMacが発表されなかったので、ダークモードになっている

David Gewirtz (Special to ZDNet.com) 翻訳校正: 編集部2018年06月08日 07時30分
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 がっかりだ。「Worldwide Developers Conference(WWDC)」では新しい「iOS」「watchOS」「tvOS」の新機能が披露され、それぞれいいものだったし、「macOS Mojave」のダークモードやスタック機能もとても良さそうだ。

 でも、私は新しいCPUコアが、新しいコンピュータが必要なのだ。

 Appleは何も発表しなかった。新しいハードウェアを1つも。アップグレードした「Mac Pro」も。「iMac」も。「MacBook」の新モデルも。ずっと延期され、渇望されている「Mac mini」さえも。「iPad」もだ。何も発表しなかった。新しいmacOSの名前がMojave(訳注:カリフォルニア州にある砂漠の名称)である理由を私は知っている。Macユーザーは、新しいハードウェアについては砂漠にいるようなものだということだ。

 私は心の中で、Jony Ive氏の英国なまりのナレーションで流れるCM動画を想像した。真っ白い画面が広大な砂漠にゆっくりと変わっていくというものだ。

 「Mojaveは」とIve氏は語り始める。「空白だ」。シーンが変わり、画面上部のメニューバーと下部のドックが表示される。

 「シンプルデザインを体現するのは、実在のある非実在、意味のある無意味である」とIve氏が厳かに語る。

 そして、画面がゆっくり暗くなり、先ほどの砂漠が不鮮明なグレースケール画像で表示される。

 「たそがれ。ダークモード。夕闇。Appleのデザイナーは最も深いグレイ、グレイに近い黒を探求してきた。背景画像の究極のデザインを求めて、Appleの最高のデザイナーたちはこの1年、暗い部屋で生活し、開発してきた。ユーザーにこの完璧な背景画像を提供するためにだ」とIve氏は続ける。

 「暗闇には当然、否定的な面がある。光を失ったデザイナーたちは、新しいマシンの開発を断念せざるを得なかった。だが、新しいマシンが必要だろうか? 古いマシンは新しいマシンなのだ。砂漠は時の流れと同様に古い」と(空想上の)Ive氏。

 Ive氏は滑らかな英国風イントネーションでこう続ける。「それが、macOS Mojaveだ。暗闇。魂を込めて、あなたの魂へ」

Tim Cook氏の「Memoji」
Tim Cook氏の「Memoji」

 以上は私の空想だが、つまり、何も起きなかった。Macを使うパワーユーザーに残された選択肢は少ない。

 「MacBook Pro」を買うことはできる。不評なタッチバー付きで、キーボードは使いにくく、メモリもポートも不足しているあのMacBook Proを。1年前のハードウェアだ。

 少なくともAppleが販売しているiMacと「iMac Pro」は、発売からまだ半年しか経っていない。だが、Appleは頭が痛くなるほど高価なiMac Proの提供方法を理解していないようだ。iMacは十分良い製品だが、重くてサイズの限られたディスプレイと不可分で、そのせいでラックで使えないし、カスタマイズして使うこともほとんどできない。

 ディスプレイのないMacについて言えば、現行のMac Proは2013年発売の通称「ゴミ箱」だ。15カ月前に小さなアップデートはあったが、いまだにThunderbolt 3デバイスを接続できない。

 そして、最も悲劇的なのはMac miniだ。このマシンは素晴らしい柔軟性を備え、機能も設計もシンプルだ。だが、ずっと無視されており、最後にアップデートされたのは2014年だ。それでもAppleは、この古いモデルを値下げせずに発売当時の価格で販売し続けている。

 AppleはWWDC 2018の基調講演のエンディングを開発者を賛美する動画で締めくくった。だが、開発者は高性能で柔軟性のある新しいマシンを必要としているのだ。それなのに、発売当時の価格で販売されている古いマシンを押しつけられている。

 ハードウェアのアップグレードを渇望する人にとっての選択肢は限られている。私のメインの開発用マシンは2013年のiMacだ。性能を求めるなら、アップグレード先は最新モデルのiMacか問題の多いiMac Proになるだろう。MacBook Proであれば外付けGPUを追加できるが、ポートもメモリも限られている。

 究極の選択は、そして私は真剣にこれを検討しているのだが、「Hackintosh」することだ。自分で自分のMacマシンを構築できれば、安上がりで、柔軟性を持ち、より高い性能のマシンになるだろう。

 私は仕事でMac版しかないアプリに依存しているので、Macが必要なのだ。新しいマシンのためにAppleに金を払いたかった。だが、Appleが全macOSユーザーを砂漠に置き去りにするなら、私はダークモードになってしまう。

 あなたはどうだろう? AppleのOSアップグレードの発表だけで満足だろうか、それともハードウェアについてまったく触れられなかったことを心配しているだろうか?

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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