英消費者団体「Which?」の調査に協力した「Windows 10」ユーザーの約半数は、Windows 10へアップデートした結果、PCに何らかの問題を経験したと語った。挙げられた問題のトップは、ソフトウェアおよびハードウェアの互換性問題だった。
Which?は調査の結果、消費者は「いまだに小さな不具合から修理代のかかるようなPCの故障まで、さまざまな問題に悩まされている」と語った。
Which?の会員1100人を対象に行ったこの調査で、Windows 10へのアップデート後の不満として最も多く挙がったのは、プログラムが正常に稼働しなくなる、あるいは全く動かなくなるなどのソフトウェアの互換性問題(21%)で、次はプリンタやスピーカが使えなくなるなどのハードウェアの問題(16%)だった。
メールのアカウント同期ができなくなる、個人的なファイルが意図せず削除されてしまうといった問題も挙がった。
「PCの稼働が遅くなったり、完全に動かなくなったという報告もある。こうした問題を挙げた回答者の46%は修復のために費用を支払ったとしており、その平均は67ポンド(約1万円)だった」とWhich?は記す。
過去3年間にWindows 10関連問題でWhich?のヘルプデスクに問い合わせてきたユーザー数は、他のコンピュータやモバイルOSすべてのユーザー数を合わせたよりも多かったという。
だが、MicrosoftはWhich?に次のように語った。「Windows 10の顧客満足度は歴代のWindowsの中で最高で、顧客サポートの件数は最も少ない。Windows 10はこれまでで最も安全でセキュアなWindowsであり、われわれは顧客に最新のWindowsアップデートを適用するよう強く勧める」
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